まだグレードはついてないもののブレイブスマッシュが重賞レースを制した。
父がトーセンファントムという渋い血統でオーナーブリーダー全開の血統である。

次々と老舗牧場が静かに幕を下ろす中で新興のエスティファームの活躍は素直に嬉しい。
まだ打倒社台とは言えないものの可能性を感じさせてくれる生産牧場に期待は募るばかり。

ただ、全ての生産馬を自分で走らせるのはリスクが高いのも事実。
どこかの一口馬主クラブを買いとったり良血の生産に力を入れてセリにだすのもいいかも知れない。
そうなると社台圧力は避けられないが小さい内なら甘く見てもらえるだろう。

クラシックを見てもディープインパクトかキングカメハメハみたいな主流血統が多い。
そこに風穴をガツンと開けるような活躍を期待したい。
前半3ハロン34.1秒は条件レースなみの遅さでG1レベルならスローペースといっても差支えない。
その中で引き離して逃げるという最高に恵まれたのにバテてしまった先行馬たちは情けない。
例年なら必ず前が残っている流れだっただけにスプリント路線のレベルの低さを嘆く他ないだろう。

勝ったストレイトガールはマイラー色が強くなかっただけにスローペースは良かった。
ただ、1番人気の位置取りとしては最悪レベルと言えるだろう。
あの脚を使って勝てたのはストレイトガールの能力以外なにものでもない。

あの程度のペースで逃げが単騎のようになったのは騎手のペース感がないことを証明している。
基本的には下手をうつのが騎手という考え方は正しそうだ。