騎手がペースをレース中に読みきるのは難しいと思う。
競走馬は生き物だから操縦に気を配りつつペースを読むなんて現実的じゃない。
一般社会でもスマホ歩きをすれば注意力を欠いて事故を起こすことがあるし
それで車を安全に運転しろというは無理がある。

それでも外国人騎手は上手くペースに乗れるのは何故なのか。
私が取材した印象では、事前知識の有無が明暗を分けているように思えた。
ミルコが競馬新聞を読むのは有名だし、日本語ができなくても数字を追うだけで簡単にイメージができる。
これほど競馬を客観的に見る便利なツールは日本にしかない。
その利点を上手く活用しているのがミルコがトップ評価を得られる理由だろう。

すぐ天才だの何だの言うやつがいるが実際は相当な努力をしているはず。
この恵まれた競馬サークルでどれだけ向上心を持ち続けられるかは分からないが
数々の偉業でも達成しない限りは大丈夫そうに思えた。

デビュー戦を楽勝したマカヒキが若駒S(OP)に出走する。
レース後に鼻出血を発症したため放牧にだされていた。

全姉に京都牝馬SとCBC賞を勝ち短距離で活躍しているウリウリがいる血統。
期待は大きいものの距離的な不安はつきまとっており先々を占う上で重要な一戦になりそうだ。

他に同配合の兄弟が2頭いるが2000m以上で勝ち星を挙げたことがない。
初戦のパフォーマンスから人気になりそうだが、ある意味では故障明けと言え、しかも短距離血統
ということを考慮するとどういった競馬をするのか興味深いところだ。